王族の墓、伊是名玉御殿(たまうどぅん)。
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王族の墓前に供えられたお供物の数々。お重のご馳走以外にも、豚の頭や丸のままの鶏、魚などが並ぶ。
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4月3日(金)は伊是名玉御殿で毎年恒例の公事清明祭が行われた。
玉御殿とは、私がいつも入っている山の正面にある王族の墓だ。清明祭とは、沖縄のお墓参りで、お祝いごとということで、お供えには赤い蒲鉾が入れられる。
ここ伊是名島は琉球王朝、第二尚氏の発祥地であり、ここで開かれる公事清明祭を皮切りに、沖縄全土の清明祭が始まる。
例年は、尚家の子孫はじめ、村の関係者、観光客など300人ほど集まり、各種奉納もあるとのことで見学を楽しみにしていたのだが、今回は新型コロナの影響で自粛され、参加者は30人ほどで奉納も割愛された。
ふだんは扉が閉まっている墓前の内側のエリアで、尚家の子孫の方々などがお参りされたあと、一般にも公開され、私もお参りさせていただいた。
伊是名に引越しが決まってから、少し調べてわかったのだが、第二尚氏の祖先には二つの説があり、そのうちの一つだとすると、私の祖先と同じかもしれず、もしかしたら今回はご先祖様のお墓参りをさせていただいたことになるのかもしれない。
島に迎えていただいた経緯やスピードが、どう考えても現実離れしていたし、結果的にこの島に守られることになったことを考えると、もしかしたらやはりそうなのかもしれないと感じている。
日ごろ山に入り、神々に祈りを捧げることは、私にとってはお墓参りの意味もあるのかもしれない。訪れるたびに美しいものを見せていただけるのも、神々だけでなく、ご先祖様方からのギフトでもあるのかも。いつも参らせていただけるのは私にとっても深い喜びだ。ありがとうございます。
たくさんの供物が並んだ墓前では、この島に導いてくださったこと、日ごろの御加護への感謝をお伝えし、現在の時世については、すべての存在にとって最善の形でおさめてくださるよう祈願させていただいた。どうぞよろしくお願いいたします。
この日、このとき、この場所で手を合わせ、祈ることができて本当によかった。そうさせていただけたことに心から感謝。ありがとうございます。
静けさに満ちた夜と寛ぎの朝を✨
Aloha💖