神様からのラブコール

山の神様からのプレゼント🐚

 

 

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このところ、島の天気は荒れ模様。帰ってきた翌朝はありえないほど美しい朝陽を見させていただいたが、一昨日、そして今日も大雨。ま、そういうときは神様が休みをくださったと思い、前回手つかずだった食器類の収納を完了させる。ここに琉球ガラスとか、増やしていきたいな♪

 

 

 

昨日は雨こそ降ってはいなかったが、雲が厚く、朝の空はそれほど心ときめく顔は見せてくれなかった。風も強く、肌寒い。沖縄にきて暖かくないなんてー、と、半べそかきたくなるが、それでも龍神さまに会いにいく。

 

 

龍神様の祠は東向き。手を合わせて祝詞を上げていると、背中が暖かくなる。先ほどまで曇っていたのに朝陽が差したのだ。日差しが背中に当たって暖かい。これは私が翼を持つときに背中に感じるお日さまの暖かさと同じ。静けさも似ていて、至福に包まれる。龍神様の愛を感じて心まであたたかくなる。

 

 

島でひとりで動くことを不安に感じたとき、「お前を傷つけようとするものはわしが許さぬ。安心するがよい」と勇気づけてくれた龍神さま。いつもそのパワフルな翼の下で守っていただいているようで、ありがたい気持ちでいっぱいになる。

 

 

私も誠心誠意、魂をこめて祈りを捧げ、歌い舞わせていただく。龍神様と私の、お互いを思い合う愛がめぐり、朝から至福に満たされる。

 

 

感謝の祈りを捧げたあとは、いつものようにしばらく背中で休ませていただいてから、ぐすくへ向かう。太陽はすっかり顔を出してくれたけれど、風が激しくて相変わらず寒い。いつもの場所にディア(私の自転車。メーカーのデザイン? 鹿の絵が描かれてあるので、鹿のdeerと親愛なるdearをかけて名付けた私の愛車)を停めたものの、寒さでテンションが下がってしまう。

 

 

やっぱり今日は山の神様と泉の神様へのご挨拶は麓からにして失礼させていただこうかな。ディアの鍵を締めたり外したりしながら、とりあえず、玉御殿の前の東屋で休もうと移動した。

 

 

東屋のベンチに腰を下ろしたら、写真の貝がベンチの反対側に置かれていて思わず声をあげて笑ってしまう。神様!

 

 

貝は山の神様と私のあいだでGoサインとして使われるアイテムの一つだからだ。私が質問を抱えているとき、山を登りながら神様に尋ねると、よいお返事のときは道にヤドカリや羽根を置いて見せてくれる。でもいつもはせいぜいピンポン玉を大きくしたくらいのヤドカリが多いのに、この貝は私の手くらいある大きさで見落としようがない。よほどお呼びなのかしら。でも寒いのはいやだなぁ。

 

 

案ずるな。上で待っておるぞ。

 

 

はい。すぐに参ります。

 

 

神様からこうもはっきりお気持ちをお伝えいただいたことに驚くと同時に、微笑ましく、そして有り難く感じた。これは寒いなどと言っていられない。人との間でも、会いたい、会えてうれしいとはっきり言われたら、それはやっぱりこちらもとてもうれしいもの。

 

 

はたして山に入っていくと、あれだけ強かった風がぱたりとやんだ。森に守られているからか。それにしても、、。あまりのギャップに驚く。気温も暖かく、下で躊躇していたのが可笑しいくらいだ。

 

 

山の神様の祠に着くころは身体がぽかぽか温かくなっていた。朝、玄米を炊いて作ったおむすびをお供えすると喜ばれているのか(山の神様はおむすびがお好き)、お顔の横に藤の花のような長く垂れ下がる飾りがあらわれて揺れている。やっぱり上がってきてよかった。

 

 

お祈りと祝詞、舞が終わると今日はまたタンポポの綿毛をいただいた。その日によっていただくものは違い、それも楽しくありがたい。

 

 

今回、島に着いて最初にお参りしたときはアオスジアゲハだった。山の神様でのお祈りが終わると、お供え物の干しいちじくとチョコレートクッキーに一羽のアオスジアゲハがとまったかと思うと、今度は私の顔や肩に触れそうなくらいのところで何度も旋回した。

 

 

このアゲハはなんとその後、山を降りてアマテラス様の御嶽に移動し、お祈りを捧げたらどこからともなく現れて、またお供え物にとまり、私の顔のまわりを飛び回った。

 

 

去年、首里城が焼けたあと、毎日のように神々様にお参りをしていたとき、山の神様と泉の神様のお参りをしたあと、アゲハ蝶が私の眉間に激突してきたことがあった。ユタの方にお伝えしたら、きっと神様があゆみさんに触れたかったんだと思います。だから蝶の姿になってあゆみさんに接触したんでしょうとのこと。

 

 

その話を思い出した。今回のアオスジアゲハもきっと神様の化身だと思う。寒さをおして山に入った私へのご褒美だったのかな。ありがたい気持ちでいっぱいだ。そのようにお喜びいただけるなら、寒さくらい吹き飛ばしてまたうかがわせていただきます。

 

 

ちなみに、今回神様にいただいた写真の貝は、シーサーの代わりに家の前の塀の上で私を守ってくれている。

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