軻遇突智尊さまの神鳴り

 

 

 

 

 

 

軻遇突智尊(カグツチノミコト)さまの向かいには天の岩戸図が。舞の女神、天宇受売命(アメノウズメノミコト)さまと天照大神(アマテラスオオミカミ)さまのお光✨

 

 

☀️       ☀️       ☀️

 

 

今日は関東は雪が降るかもしれないとのニュースだったので(結局、私の住むエリアでは降らなかった)、動けるうちに買い物や用事を済ませようとお昼前に家を飛び出す。

 

 

沖縄の家にwifiを入れるために(ネットが繋がらないと原稿についてはまるで仕事にならない、、、)、携帯電話のサービス内容を変更しようと駅前のau ショップに行くも、改装中とかでお店はクローズ。確認しないでコインパーキングに駐車してしまい、そのまま車を出すのもしゃくなので向かいのインドカレー店に入ってお昼を食べることにする。

 

 

先日は和食が一番好きといったけれど、他にもいろいろと好きな食べ物があり、インドカレーは10本の指に入るくらい好き。いや5本かな^^。福岡レッスンのときは、スタジオの向かいにある大好きなインド料理店を訪れることを自分に約束しているほど。

 

 

しかし、この地元のお店は父がまだ元気なときに来て、いまひとつだった記憶そのままの、ちょっと残念な味だった。まあ、私には合わなかったというだけかもしれないが。

 

 

でも、次なるauショップを探すこともでき、一人戦略会議を開けたのでよしとする。

 

 

はたして、近隣でも一番空いていそうなショップを見つけた。駅から離れているので駐車場も完備されている。しかし、なんと、地元の総鎮守様のすぐ近くではないか。。まずい、今年は締め切りに追い立てられて、元日にどうにかご近所の氏神様と小さいころから大切に見守ってくださる千手観音様に初詣にうかがえたものの、そのまま沖縄に飛んでしまった。そして、沖縄の神様には連日のようにお参りさせていただいているのに、地元の総鎮守様にはまだお参りできていなかった。。

 

 

というわけで、携帯電話の用事を済ませてほっと一息ついた私はその足で総鎮守様にお参りにうかがった。主祭神であられる大国主命(オオクニヌシノミコト)様にご挨拶し、今日は旧正月あけてすぐのタイミングということもあり、摂末社もひととおりお参りさせていただいた。そうしたら、五前社の中に火の神様として軻遇突智尊さまがいらした。

 

 

軻遇突智尊さま。

 

 

昨年冬至の熊野奉納で、私はとりわけ軻遇突智尊さまに心を寄せて奉納させていただいた。熊野に出向く前に、ふと軻遇突智尊さまの底なしの悲しみを感じてしまったからだ。

 

 

毎年冬至に奉納させていただく花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)さまと産田神社(うぶたじんじゃ)さま。神々の母神さまでいらっしゃる伊弉冉尊(イザナミノミコト)さまが火の神、軻遇突智尊さまをお産みになったのが産田神社さまと言われている。火の神さまを出産されたことにより、大火傷を負った伊奘冉さまはそのまま亡くなってしまう(そして埋葬されたのが花の窟神社さま)。

 

 

妻を深く深く愛していた伊弉諾尊(イザナギノミコト)さまは、あまりの悲しみと怒りに我を忘れ、自身の子である軻遇突智尊さまを斬り殺してしまう。

 

 

今回はとくに軻遇突智さまにと思って舞わせていただいた奉納。はたして、花の窟様では雨の予報にもかかわらず曇りですんだので、室内に予定されていた奉納の場所を外の磐座(伊奘冉様)の前に変更していただくことができ、感動。

 

 

さらに、産田神社さまに到着すると、こちらも雨でみなさんが濡れないようにと宮司様がお心遣いをくださり(本当にお優しい!)、なんと、いつもは戸が締められていて見られない神様の御前の御神域で踊らせていただくことになった。

 

 

例祭でもお使いにならないとのことで、緊張するも、胸が高鳴ってしかたない。

 

 

火の神様、軻遇突智さまに捧げる最初の2曲は、ハワイの火山の女神ペレの曲(火つながりというわけで、でも後にやはりペレの母性のエネルギーが功を奏したことを知る)。詠唱をしながらメンバーの和美さんと神様の前に進み、歌い終えてすわり、1曲目、小石を使ったフラを舞い始めたとき、メッセージがおりてきた。

 

 

「僕、寂しかったんだよ」

 

 

軻遇突智さま!

 

 

自分が生まれたことにより母を死なせてしまった。父から愛する妻を奪い、その怒りを買って父に殺されてしまう。軻遇突智さまの悲しみはいかばかりだったろうか。想像すると、胸が張り裂けそうになる。

 

 

どうにも救いようのない話だが、母である伊奘冉さまはたとえ自分が死ぬとわかっていたとしても、愛する我が子をお産みになったであろう。伊弉諾様は妻を愛するがゆえに実の息子を殺してしまったことをきっと悔やまれたのではなかろうか。

 

 

「軻遇突智さま、いらしてくださりありがとうございます。それはさぞかしお寂しかったことと存じます。どんなにかお辛かったことでしょう。どうかこれからは、伊奘冉さま、伊弉諾さまとご一緒に仲良くお暮らしになられてくださいませ」

 

 

ペレのフラの2曲目、私がイプへケ(ヒョウタンの楽器)を叩きながら歌い、和美さんがその歌に合わせて立って舞い始めてしばらくすると、花の窟様の上空の方で雷が高らかに鳴り響いた。

 

 

軻遇突智さま!

 

 

私の祈りをしかと受け取ってくださったようだ。明るいエネルギーに満ちた神鳴りだった。本当によかった。心底ほっとした。これで軻遇突智さまはご両親とともに幸せに暮らすことができるようになったことだろう。伊奘冉さま、伊弉諾さまも愛する息子とともに暮らせるようになった。三柱の神々の笑顔が熊野の山並みに浮かぶようだった。

 

 

奉納させていただくと、そのたびにさまざまな自然現象を通じて神様からメッセージをいただくが、雷でお知らせいただいたのは初めてのことだった。

 

 

軻遇突智さま、どうもありがとうございました。お近くにいらっしゃるのですね。またすぐに会いにうかがわせていただきます。

 

 

それにしても、お店を閉めることぐらい、神様からしたら朝飯前のお話なのだよな。。

 

 

静かな夜と元気いっぱいの朝を✨

 

 

Aloha💖

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